ワンルームマンションのリノベーション工事を行いました。
フローリングの貼替やキッチンやユニットバスの交換も行いました。
キッチンはクリナップ コンパクトキッチン コルティ を設置しました。
コンパクトキッチンですが、扉色も木目でおしゃれなものとなっています。
洗面室は天井廻り縁を撤去の上、窓枠を塗装。壁・天井共クロス、床はクッションフロアを張替ました。洗面台はパナソニックのスライド収納タイプです。
洗面室も1面はタイル調のアクセントクロス仕様。床は濃いめの大理石調タイプで引き締めます。
————————————————————————————————————————————–既存トイレ
1,2階のトイレも内装と換気・衛生器具交換を行いました。こちらは正面壁1面をアクセントクロスとしています。便器はTOTOの一体型のものを採用。
もともとあった壁埋め込み収納を撤去したため、新しく棚板を設置しています。
全体的にグレー調の落ち着いた雰囲気となりました。
先日解体時をアップさせていただいた戸建て住宅のユニットバス工事の完成がこちら。
戸建住宅用のシステムバス:TOTOのサザナシリーズ 1616(1坪)サイズです。
タイルを1枚ずつ貼って造る在来工法の浴室と比べ、短時間施工が可能であることや階下への水漏れのリスクが少ない等からすっかりおなじみとなったユニットバス・・・。
ユニットバスの発祥→東京オリンピック・TOTO・ホテルニューオータニと頭にうかびますが実際のところそれ以上のことはわからなかったので、ちょっと調べてみました。
ユニットバスは1964年の東京オリンピックを控え、急ピッチで建設が進められていたホテルニューオータニで、内装工事を可能な限り省力化するために考案されました。ホテル完成までの工期は17か月以内。当時完成までの問題点として客室に設置するバスルーム工事に大きな手間がかかることでした。
当時は床に防水工事を施し、給水・排水の工事をして、それが終わるとバスタブを床に埋め込み、便器を付け、タイルを貼る、という作業が一般的な工法でした。この作業を全1044室。
しかしこの方法では、完成した頃にはオリンピックは終わっています。しかも1960年頃から各地で工事量が急増し、建築現場では人手が大幅に不足していたので、人海戦術も使えない……。
そこで東洋陶器(現TOTO)と日立化成工業(現ハウステック)が編み出したのが、事前に工場でバスルームの部品を成形して、工事現場で組み立てるというまったく新しい工法で、これが現在のユニットバス(システムバス)にあたります。
この工法のおかげで1044室のバスルームが約5カ月間で完成したそうです。
家庭用ユニットバスは、日本では1963年に北海酸素(現:エア・ウォーター)から発売された「ほくさんバスオール」が元祖とされるようです。
さてメーカーさんについて見てみましょう。
■東洋陶器(現:TOTO)から。テレビでコマーシャルもやっていますし、ショールームもあちこちにありますので一般のお客様にはおなじみで、サイズ展開が一番あるメーカーさんではないでしょうか。
■日立化成工業(現:ハウステック)
ユニットバスだけでなく、キッチンや洗面台も販売しており、ショールームも新宿にありますね。
お値段がお手軽なことから比較的賃貸向けのユニットバスでご提案することが多かった気がします。
写真のような賃貸向けのコンパクトなキッチンもだしています。
■家庭用ユニットバスの元祖、北海酸素(現:エア・ウォーター)ですが、現在も会社は存在するも、もうユニットバス自体の事業は撤退していて、パナソニックが引き継いでいるようです。
このユニットバス、他のメーカーさんも含めるとそれこそ色々な種類もでていますし、今では国内普及率は90%以上・・・。
一方、海外ではどうなのでしょうか?
アメリカでは労働組合の力が強く、建物建築時に浴室工事を行うアスファルト防水、押さえモルタル、配管、シンダー(cinder―石炭殻。骨材に使われる)コンクリート打設、タイル張り、窓と天井の大工作業、などのそれぞれの職人・作業者の職場を確保するため、ユニットバスの使用は制限されている とのことです・・・。
職人さんの仕事を守るため、ユニットバスの使用に制限があるなんて、驚きですね・・・。(゜_゜>)